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HOME >すこやか通信 > 日本薬剤師会学術大会で発表しました。

第43回日本薬剤師会学術大会in長野で発表 すこやか薬局


2010年10月10日・11日
第43回日本薬剤師会学術大会in長野
求められ・応えられる薬剤師へ~みすずかる信濃の国から思いをこめて~


すこやか薬局より、1演題発表いたしました。
ご意見をたくさんいただきました。ありがとうございました。以下、抄録です。




保険薬局で試みた薬効評価
~セイブル(ミグリトール)と他のα-GIとの比較~


千葉県民主医療機関連合会 千葉保健共同企画 すこやか薬局



【はじめに】
増え続ける糖尿病とその合併症に対して、有効な薬物治療を行えるよう、医療機関との連携のもとに、ミグリトールについて同効薬との比較を中心に検討し評価する。

【目的】
すこやか薬局がおもに処方箋を受け付けている船橋二和病院付属ふたわ診療所では、これまでアカルボース(グルコバイR錠)(以下A群)とボグリボース(ベイスンR錠)(以下V群)を使用してきたが、新たにミグリトール(以下M群)を試用するにあたり、病院薬事委員会と連携し、保険薬局で薬効評価を行った。

【方法】
200811月から200912月までに、ふたわ診療所からミグリトールが処方された患者104例について、処方開始時とおよそ3カ月後および6ヶ月後のHbA1c値・空腹時血糖値・服用量・副作用・併用薬剤の種類・コンプライアンス等について、作成したプロトコールに沿って投薬窓口で聞き取りを行い、レトロスペクティブに調査した。

【結果】
対象患者
104例のうち、前医からの継続使用および副作用等で中断した13例を除外した91例について評価した。同効薬A群からの変更は23例、V群からの変更は29例、初回処方39例である。糖尿病治療薬の平均併用数は1.42剤で、うちインスリン使用は29人いた。また70人の方が何らかの合併症があった。開始時の平均年齢は64.3歳、平均HbA1c8.07、空腹時血糖値:213であった。開始後の変化量はA群からの変更ではHbA1c3ヶ月後-0.366ヶ月後-0.54、血糖値3ヶ月後-486ヶ月後-42.5で、V群からの変更ではHbA1c3ヶ月後-0.226ヶ月後-0.40、血糖値3ヶ月後-3.36ヶ月後1.2であり、全体ではHBA1c3カ月後-0.336ヶ月後-0.34、血糖値3ヶ月後-26.26ヶ月後-26.7であった。服用中に薬局窓口で何らかの腹部症状を訴えられたのは22人いた。(検査値単位はHbA1c%、血糖値mg/ml


【考察】

ミグリトールの血糖コントロール改善度は、他の
α-GIに比べ強いという臨床報告と同じ結果となった。この結果を処方医に伝え病院薬事委員会で報告したところ、正式採用となった。今回の調査が微力ではあるが、病院の採用医薬品の検討に貢献できたことは、大きな成果であった。今後、腹部症状の軽減対策を含めた用法容量設定や、食事と服薬との関係について病院の他職種とも連携しながら、糖尿病治療に貢献できるよう情報を発信したい。

【Key word】
セイブル、α-GI、糖尿病、保険薬局、薬事委員会


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