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気になる病気と薬のはなし
子供の急な発熱について

イラストどうして熱がでるの?

 発熱は体の自然な防御反応です。
 ウイルスや菌は、平熱のときに増殖し、高熱になると活動が抑えられるという特徴があるので、ウイルスや菌が体に入ると、それに対抗するため体温上がります。つまり、病気で熱が出るのは、体が病原菌と闘っているため。ですから、熱が出るのは必ずしも悪いことではありません。
 しかし、高熱が続くと、食欲をなくしたり、眠れなかったりして体力を消耗します。そこで解熱剤で一時的に熱を下げ、弱った体力を回復させて早く病気が治る手助けをします。
 使用の目安は、38度5分以上の熱で、ぐったりしたり、食欲がないなどの時。多少熱が高くても、元気で、水分がとれているなら、むやみに熱を下げる必要はありません。

安静・水分補給

 お母様方から薬局にお子様の急な発熱のときのご質問やご相談がよくあります。
 それらの中から「こんな時どうしたらよいでしょうか?」をまとめてみました。

【Q1】 うちの子の平熱は他の子供よりも低く、36.5度くらいですが、37.5度で解熱剤を使ってもよいですか?
【A1】 解熱剤の使用はやはり38.5度以上を目安に使うのが良いでしょう。
ただし、一般的に解熱剤と言われるお薬は、解熱作用とともに、鎮痛作用も持っています。熱はそんなに高くなくても、頭痛を訴えていて、眠れないなど安静が保てない場合は服用させて構いません。

【Q2】 高熱ですが元気なので解熱剤を使わなくても良いですか?
【A2】 熱が高くても、元気があれば解熱剤を使う必要はありません。
ぐったりしている、ぐずって眠れないなどの症状が併せてあるかどうかを、解熱剤使用の判断の目安にしてください。

【Q3】 はじめて坐薬を使うので不安ですが・・・
【A3】 坐薬の解熱剤は体温で溶けて吸収されます。使用する時は、ケースから出して使います。太くとがった方から肛門に入れます。水でぬらすと挿入しやすいかもしれません。ある程度押し込んであげれば、吸い込まれるように中に入っていくはずです。おしりの穴が、きゅっと締まった状態になれば大丈夫です。
なお、坐薬は冷蔵庫で保管してください。

  イラスト

【Q4】 坐薬を入れましたが、排便とともに入れた坐薬が出てしまったようです。もう一度入れ直して良いですか?
【A4】 坐薬を入れた刺激で排便することがあります。
挿入した坐薬が形がわかる状態で出てきたときは、新しい坐薬を入れ直して下さい。溶けてしまって形がわからなくなっている場合は吸収されている可能性があります。2〜4時間は様子をみましょう。

【Q5】 解熱剤を使いましたが熱が下がりません。何時間たったら、もう一回使用してよいですか?
【A5】 6〜8時間くらいはあけてください。ただし、解熱剤でいったん熱が下がっても、病気が良くなっていなければ、また熱が上がるのは当然です。熱の高低だけに一喜一憂せず、全身の状態を観察しながら、水分の補給と安静を保つことに気を配ってください。

【Q6】 先日弟がもらった解熱剤があります。兄も高熱を出してしまいましたが、飲ませても良いでしょうか?
【A6】 お薬の量は、年齢と体重によって決まります。代用は避けましょう。

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【Q7】 風邪のときに調剤してもらった薬が残っているのですが、同じような症状なので服用しても良いでしょうか?
【A7】 風邪のときに調剤したお薬は、そのときの症状に合わせて処方されています。同じような症状だと思えても、残っていた薬の使用はお勧めできません。特に「一目盛りずつ」飲むように指示されたシロップ薬は一週間以降は処分していただきたいと思います。
なお、シロップは冷蔵庫で保存してください。


【Q8】 インフルエンザで高熱が出ています。解熱剤を使うときは注意しなければいけないと聞きましたが・・・?
【A8】 小児には主にアセトアミノフェン(カロナールやアルピニー坐薬等)という効き目がおだやかで安全な解熱剤が処方されます。アセトアミノフェンはインフルエンザの時の解熱に使っても問題ありません。
一方、アスピリンは、まれに急性脳症の一種である※「ライ症候群」を起こすことがあります。また、メフェナム酸(ポンタール)やジクロフェナクナトリウム(ボルタレン)は、インフルエンザ、水痘などウイルス性の病気の時に用いると脳炎・脳症を重症化させる疑いがあるとされています。小児への使用は原則禁止とされていますが、市販の薬に含まれる場合もあります。購入の際には薬剤師に相談しましょう。
また、大人用の解熱剤の量を加減して服用させることは大変危険です。
絶対にしてはいけません。

※ライ症候群・・・激しい嘔吐・痙攣・意識障害等急激に悪化し死亡に至ることがある急性脳症のひとつ。回復しても運動障害や知的障害が残ることが多い。

イラスト

 

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